前編のロッキーに引き続き
クレイジーな方を見つけまして
その生き様に共感するものが多く、皆さまに共有できればと考えています。
私の浪人時代の話を織り交ぜながら記載いたします。
プロ棋士 今泉健司 氏をご存知でしょうか。
先日、友人との立ち話で知ったのですが
41歳でプロ棋士になられた方で
まさに大器晩成!
普通の人は諦めるところを
今泉 氏は諦めません。
夢に対する執念が凄まじいです。
クレイジー!
以下は、今泉 氏 のプロフィールです(後半の参考URLの抜粋。一部加筆)。
- 1973年、愛知県生まれ。
- 小学生時代、書店で出会った1冊の本をきっかけに将棋に目覚める。
- 14歳で奨励会に入会。
- 26歳の時、年齢制限により退会(★1回目)。
- その後は将棋を教えながら、レストラン勤務で生計を立てる。
- 瀬川晶司五段のプロ編入により奨励会に編入制度ができたことで、再度、プロ棋士を目指し、奨励会員に。
- しかし、35歳で2度目の退会 (★2回目) 。
- 父の勧めで介護ヘルパーの資格を取って、高齢者向けの施設で働く
- それでも将棋はやめることなく、アマチュア将棋界で頭角を現し、プロ編入試験に41歳で合格。
- 2015年に念願の棋士デビュー。
■ 挫折Ⅰ:奨励会の規定で1回目の退会。
満26歳の誕生日までに四段に昇格できなかったら退会という奨励会の厳しい規定。
プロ棋士への夢が26歳で断たれてしまった際、 レストラン勤務するのですが以下のように回想されています。
僕はエリートではありませんでしたが、自分の才能を信じていたんですよね。かなわなかった時は、やっぱりすごく落胆しました。
「なんで俺がこんなところで働いているんだろう」
「なんで手を傷だらけにしながら、料理作ってんのやろ、俺」
「俺は将棋指しなのに」 って。
参考URL 引用
普通は、この段階で徐々に腐っていくはずです。
私が、大学受験の浪人時代を少しだけお話させてください。
某大手新聞社の奨学金を得るため新聞配達をしながら、国立の医大を目指して市ヶ谷の駿台予備校に通っていたころを。
もともとは理工学部を目指していたのですが
私が、高校3年生18歳のとき姉が他界し
同じの病気の方を一人でも助けたい気持ちから
医大を目指したという背景があります。
新聞配達は、朝5時半に起床し、約250件を2時間で配達。
台風、雪だったらもっと時間がかかります。。。
その後、 クタクタ状態で予備校。。。
16時から夕刊の配達。
炎天下、台風、雪でも。。。
毎月の後半は集金。。。
その後、 クタクタ状態で勉強。。。 4畳の部屋で。
“俺、何やっているんだろう。。。”
と。
そうしながら3年が経ち
志半ばで諦め
某大学の理工学部に入学しました。。。
今泉 氏 の気持ちが、ジワー ー ッとしみます。
普通は、私のように敵前逃亡していくわけですが。。
氏 は諦めません!
もう一度挑戦してみようと思ったところがクレイジー!
しかも32歳で!
6年もあきらめずに。
■挫折Ⅱ:35歳で2度目の退会。
氏 は、32歳で再び奨励会に編入したのですが 35歳で退会。
その後、氏の父の勧めで介護ヘルパーの資格を取って、高齢者向けの施設で働くようになったそうです。
施設での回想ですが、以下のように話されています。
僕はそれまで、自分はずっと一人だと思っていたんですよ。もちろん将棋は一人で指しますけれど、みんなが手を差し伸べてくれていたことに気づけなかった。だから、ダメだったんでしょうね。
参考URL 引用
これもわかるのです。
私の浪人時代の話ですが
その当時、九州で応援してくれていた両親、そして天国の姉。
黙って辛抱強く応援してもらいました。
浪人3年目、2次試験に落ちて
新宿駅、緑色の公衆電話で親父に報告しました。
親父:よかよか。お前は、よう気張った。私立の大学に行け!これから頑張れ!
私、泣きましたね。
受話器を持ちながら。号泣。
今、親父は天国にいますが
現在の私があるのは家族愛のお陰です。
そして家内も。
今泉 氏 の話に戻しますね。
●将棋以外の世界を知ったことで、将棋への向かい方が変わったところ
今振り返ると、挫折は大したことじゃありません。どんなに大変なことがあっても、3年たてば笑い話って言いますけど、本当に大したことじゃないなと思いますよ。
参考URL 引用
これも共感できるんです。
私は、大学受験で失敗しましたが
今が最高です!
浪人時代なんで笑い話ですよw。ホントにw
朝刊配達時、下着泥棒を捕まえた経験をし、渋谷区の某警察署から表彰されましたw。
将棋って厳しいゲームで、負けるとどうしても人のせいにしたり、逃げたい感情が生まれたりするんです。でも、そういう感情をやっとうまく砕くことができるようになったというか。自分の弱さも認めることができるようになりました。
参考URL 引用
確かに、私も浪人時代を通して
自分の弱さ、“ちっぽけさ”を認める良い経験だったのではと考えます。
まとめますね。
人生に無駄な経験は一つもありません。
参考URL 引用
その通り!
スティーブジョブズの名言に尽きます。
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
スティーブジョブズの名言
自分を信じて、点と点をつなげます!
本編は、非常に長くなりましたが
お付き合いいただきありがとうございました。
参考URL